宅老所とは?

介護保険制度が始まる前から存在する老人ホームとして宅老所があります。自宅やアパートを改修したりして、その部屋毎に入居希望者を入居させ、食事・居室・介護の提供を行っていました。施設と呼ばれているような規模ではない所がほとんどのため、収容人数としては10人未満〜30人未満といった規模の所がほとんどになります。各部屋を居室として、訪問介護のサービスを受けたりもしており、運営者は介護保険収入も得ていたと思われます。

介護保険制度が始まった後も存在しておりましたが、本来は入居させた方に対して食事の提供等を行う施設は、老人ホームとしての登録が必要でした。設備・建築基準を満たすかどうかにより、その施設の分類は異なりますが、住宅型有料老人ホーム高齢者専用賃貸住宅等への登録を必須としていました。しかし、実際には登録をしなければいけないことすら知らないという運営者や、面倒という理由等で、野放しになっていたのが実態でした。そんな折に2009年3月に起きた「静養ホームたまゆら」の火災をきっかけに、無認可ホームである宅老所を全て登録させようとする通達が各自治体に通知され、ほとんどの宅老所が登録をしていきました。それでも、まだ通知が行き届いておらず、宅老所として無認可のまま運営を継続している所もあるのが実態です。

新たな問題としては、2012年4月より新しい施設の分類として「サービス付き高齢者向け住宅」がスタートしましたが、これまで高齢者専用賃貸住宅や高齢者円滑入居賃貸住宅等の高齢者向けの賃貸住宅といった分類の施設が、サービス付き高齢者向け住宅か住宅型有料老人ホーム、もしくは何にも属さない単なるマンションとして運営するかを選択しなければいけなくなりました。この選択の際に、登録が面倒、設備が整っていない等の理由により、登録をしないで運営をしていこうとしている所もあります。登録をしないで運営をすることは、つまり無認可ホームとしての運営を意味します。宅老所のような位置付けの施設が再度、増えることに繋がっているようです。

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