認知症(痴呆症)とは?

一旦発達した知能が何らかの原因により脳が破壊され、再び持続的に低下した状態であり、病気あるいは脳の神経細胞の障害のことをいいます。
継続的な機能の損失と新しい症状の発生が同時に行われます。

現在、80を超える多くの原因疾患が明らかにされてはいますが、原因がわかっても治療ができないのが現状です。

認知症は、状態を意味する言葉であり、症候群であって、症状の集合を意味する総称なので病名ではありません。
別名では老人性認知症、以前は痴呆・痴呆症と呼ばれていました。加齢により神経細胞は衰え脳も委縮しますが、病気の認知症と老化による認知症とは、症状・進行が異なります。

今、一人暮らしをされている高齢者の方が増えています。そして最近の介護の問題は身体だけでなく、認知症への対応が重要視されるようになりました。

現在、要介護認定者のおよそ2人に1人がこの病気であると言われており、高齢化に伴いその介護を行なう家族の高齢化など、深刻な問題になりつつあります。

認知症の中でもアルツハイマー型が最も多いです。次に多いのが脳血管性認知症で、これは脳の血管の異常が原因で発症します。さらにレビー小体型認知症や前頭側頭型認知症等があります。ただ言えるのは、治療可能な認知症もあるので早期発見がとても大切である事です。

症状は様々ですが、およそ下記のような5つの症状に分けられます。これらの症状は、生活環境・性格等によって個人差があり、症状の度合いによっても違いがあります。

認知症(痴呆症)の特徴的な症状

  1. 周囲への興味が薄れ、自分の世界観に閉じこもってしまう
  2. 人格が変わったように怒りっぽくなったりしてしまう
  3. 季節感が薄れ、夏なのに長袖を着込んだり、冬なのに薄着をしてしまう
  4. 自分は絶対に認知症ではないと言い張る
  5. 訪問販売などで必要がない高額商品を続けて買い込んでしまう
  6. 整理整頓が難しくなり、食べ物をタンスなどに隠して腐らせてしまう
  7. 家族への電話が時間帯問わず急に増える
  8. 薬の管理が難しくなり服薬忘れが増える

代表的な症状としては「徘徊」「被害妄想」「昼夜逆転」などがあげられます。認知症でも「物忘れ」といった症状はもちろんありますが、「認知症の物忘れ」と「認知症ではない物忘れ」の違いはどのようなものになるのでしょうか?
一般的に認知症と確定診断をもらうためには、以下の検査などが必要です。

認知症を疑う場合の検査

  1. CT・MRIなどの機械を用いての脳委縮の検査
  2. 長谷川式と呼ばれるテスト方式での検査

脳の委縮が認められたり長谷川式テスト(30点満点)で点数が低いケースなどが見られると確定診断になっていきます。要するに以前は問題なかった知能が何かしらの原因で「委縮」「破壊」されたことにより確定診断を得るという訳です。

では、認知症ではない物忘れとは何でしょう?例えばですが、こんなことを体験したことはありませんか?

(例.1)あれ?昨日の夕食は何を食べたか忘れちゃった…
これは厳密に言うと認知症として認められる症状ではありません。
では、認知症が疑われるのはどうなるのか。

(例.2)あれ?昨日の夕食食べたか忘れちゃった…
これは認知症が疑われる症状になります。

具体的に何が違うのか?
(例.1)は食事をしたという行為は覚えています。
(例.2)は食事をしたこと自体を忘れています。
これが大きな違いです。

食事をしたことに対してより細かな情報を忘れることは、疲れ・ストレス、その他によって人間にはよくよく起こりえますが、食事をしたという大きな行動を忘れてしまうことは要注意になってくるのです。

大きな例として挙げていますが、
(例)会話をしたことは覚えているけど内容を覚えていないのは物忘れ(ド忘れ)の可能性も大きいのです。
それよりも
(例)会話をした事自体を忘れてしまう
これが要注意という訳です。

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